こんにちは!孝丸です
昨日に引き続いて滝川第二の話しになります
教え子対決は黒田監督(74歳)の滝川第二時代の教え子が企画した試合
セレッソ大阪の小菊監督(48歳)
ヴィッセル神戸の吉田監督(46歳)
また配信したDAZNの解説者、木場解説者(49歳)
先輩後輩関係
黒田監督が今年脳梗塞で倒られ、それを機に実現された試合です
小菊監督、吉田監督、木場解説者は共に無名選手
高校時代、マネージャー的存在だったようです
これは持論ですがプロで活躍したから、高校時代スタメンだったから監督になれるということではなくマネージャー的存在だったから監督になれたという方が正しいかもしれません
スタメンには心のどこかに「達成感」があります
しかしベンチやベンチ外、マネージャーには達成感はありません
それはやはり試合に出て活躍したいからです
またスタメン以外の選手には試合に出られない悔しさ、頑張りがあります
それ以外にもスタメンにはわからない細かな気配り、周りの感情、考えまでみえてきます
それは何か、
それは客観的にみることができたからです
監督にはそんな客観的にみる目が必要なんです
世界の名匠と言われる監督は現役当時、ほとんど活躍してない方が大半を占めます
たくさんのプロ選手出身のコーチが全国に居ます
が、全てプロ選手だったから大丈夫、上手くなる、と思うのは違うのではないかということです
サッカーを教えることだけでは選手は長くサッカーは続けられず、サッカーと個を組合せそれを育てなければ消えてしまいます
プロだった選手とスタメンで全国優勝した選手はあくまでも選手であり選手としては優秀であり、監督やコーチとしては優秀かと言えばそれは別だと考えます
マネージャーやベンチやベンチ外、道具係が常に客観的な視点でみて考え、自分もいつかやってやるという気持ちを抱き、監督、コーチと話す機会もある人ほど監督になる素質を持ち合わせた人ではないかと思います
今回の3人だからこそできるサプライズイベントだったと思います
先生への恩返し、感謝、いつまでも元気でいてくださいの気持ちの表れ
それらのことが持てるのもスタメン外の苦労した選手だということを忘れてはいけません
今が目的ではなく本当の目的は苦労や人には言えない頑張りがあって達成できることです
レギュラーになれないは表面的で、本当のレギュラーは何十年後の自分だということを忘れないようにしてください
「サッカーを好きで、楽しく、いつまでも」
そしてサッカーを通じての人間教育「礼儀、強さ、優しさ、心」
また「感じ、考え、行動する」自立性
それが育成であるのではないかなぁと黒田監督をみて感じます
最後に当時黒田監督と共に指導をしていた滝川第二高校サッカー部の宮本コーチ(70歳)が今回の教え子のことについてメールで僕にこんなことを言っていました
「よくやって(黒田監督のために)くれました」と