こんにちは!孝丸です
昨日に引き続き「トモニイコウ」から岡崎慎司選手のコラムです
「驕り」を厳しく叱られ、悔し泣き
「サッカー=人間性」
このことを黒田監督は、いつも意識していたと思います。
挨拶や握手など礼儀について最も厳しく指導されましたから。
サッカーの技術的なことにかんしては主にコーチが指導して、黒田監督はみんなを集めて気づいたことをポイントだけはなされました。
技術面より精神面の話しが多かったですね。
監督はいつも見てないようで見ているし、聞いてないようでちゃんと聞いていて、指摘されることは納得いくことばかりでした。
中略
黒田監督は「驕り」を最も戒める人です。
高校2年の選手権全国大会のときのこと、僕は1回戦のときに2ゴールをいれました。
ところが2回戦は調子が悪くノーゴール。
そのときたまたま、オーバーヘッドキックをやったんですが失敗。
試合後、先生からこっぴどく「おまえ、調子に乗ってるやろ!」と叱られました。
僕は「そんなことねーよ」と内心反発したものの、悔し泣きしました。
僕らは3年間全国優勝できなかったし、先生を心から喜ばせてあげることができませんでした。
でも、先生がものすごく喜んだ顔を一度だけ見ました。
高校2年の選手権予選決勝です。
相手は市立尼崎高で、後半ロスタイムまで0-1で負けてて、試合終了間際に僕が点を入れて同点。
延長戦で河本さん(現ヴィッセル神戸)が点を入れて勝ったんです。
あのときの先生の喜んだ顔をもっと見たかったですね。
と書かれています
この本には加地選手や朴選手などのコラムが載っていますが全員が口を揃えて言っているのは「挨拶、礼儀には特に厳しかった」「驕りには厳しかった」と
サッカーには挨拶や礼儀ができなければ成長はないと言うことが書かれています
また全員の気持ちが一つにならないと勝てないとも言っています
驕ることなく、怯むことなく、楽しんで溌剌とやりなさい
これが滝川第二出身の選手が今でも座右の銘として頑張ってやってきています
それが心の力と言うわけです
「トモニイコウ」は廃盤のため書店には売られていません
古本として手に入りますので皆さんも是非読んでみてはいかがでしょうか