CORE SALON スタジオ

刈谷市富士見町にある体幹バランストレーニング&テーピングサロン

高校サッカー選手権大会決勝

こんにちは!孝丸です

昨日、女子の頂点が決まりましたね

頂点は藤枝順心で2年連続優勝

少し見てましたが十文字もしっかり繋ぐサッカーをしていました

しかしラストパスが少し雑なようなきがしました

しかしその真逆で順心はラストパスが上手く通せてました

決めるところもきっちり決めて優勝となりました

 

今日は男子決勝

近江高校が強いですね

フィジカルの神村学園と線は細いがテクニックの近江高校

近江高校は基礎がしっかりできてますね

止める、蹴るはもちろん、操るまでできるチーム 

神村学園は九州サッカー

要するにテクニックはなくフィジカルでパスを繋ぐサッカー

近江高校の監督は前田監督

エスパルスのプロ選手

元プロ選手だから凄いのではなく滋賀県東浅井郡の出身

昔の甲賀地区に含まれる地域

高校は草津東高校

何が凄いのか

それは甲賀地区と言うこと

僕は15年ほど前、甲賀地区に注目した時期がありました

何故甲賀地区なの?とお思いでしょう

あるチームが甲賀地区のチームだったからです

ジュニアチームなんですがとてつもなく凄い

したら凄いのはそのチームだけではなかったんです

それで甲賀地区のサッカークラブを回ったことがあるんです

甲賀と言えば「忍者」伊賀と並ぶ忍者の街

しかし今頃「忍者」?と思われると思いますが以前ブログでもお話しましたがサッカーは地域や歴史に凄く影響されています

要するにDNAや文化、風習がサッカーに影響されるんです

忍者について少しお話します

伊賀忍者三重県徳川家康に遣えたスパイ

甲賀忍者滋賀県豊臣秀吉に遣えたスパイ

です

農民などに扮して相手を探るのが仕事で伊賀忍者で有名なのは服部家の服部半蔵

相手を欺き、騙し、忍びなど伊賀流甲賀流などの流派あるのが忍者です

で、話しを戻すとそんなサッカーが甲賀地区の少年サッカーでやられていると言うことです

わかりやすく言うと相手に足を出させてボールを引き、その隙に抜く

相手を自分に寄せるだけ寄せて仲間にパスをする

そんなボールを相手に取られないサッカーをしてきます

で、近江高校のサッカーを観てみました

トラップのボールコントロールがやはり上手い

で前にボールを出し相手の足が出たところでかわしていきます

それと凄いのはボールを持っている選手のパスコースがたくさん作ることができると言うことです

相手を寄せ、自分で相手をずらし周りが穴に入り込みコースを作っていく

ただ観てるだけでは普通のことのように見えるのですが僕の見る目からすると全員が意図的に作り上げてる動き、要するに「ざわざわ」なんです

必要なのはこれ(ざわざわ)

これを作ることが強い相手に勝つ手段

サッカーの「柔よく剛を制す」と言うことです

相手の力(プレスやアプローチ)を利用して相手自ら穴を作らせ、そこから崩す

正に忍者戦法

以前からブログでも言ってきたのが正にこれなんですよね

これが甲賀地区のサッカースタイル

もちろん全国制覇した野洲高校も同じです

水口高校や草津東高校も近江高校ほどではないのですが同じスタイルが要所要所に見受けられます

このスタイルなら体が小さい、線が細い、スピードがない、体力がない、パワーがないを補えることができるサッカーとなるんです

もちろん最低限サッカーに必要なトレーニングはしていますし、費やす時間がフィジカルトレーニングとボールトレーニングで違うと言うことです

 

決勝は青森山田との対決となります

是非とも近江高校が勝って歴史に載って貰いたいと思います

全国たくさんのサッカーを僕は観てきました

もちろん、サッカーのスタイルや好みも人それぞれです

進路など迷うことがあると思います

自分に合ったチーム、我が子に合ったチームを選ぶのが一番です

そしてその技術に磨きをかけるのが上を目指すには相応しいと思います

全国大会常連校だからではなく自分をより成長させてくれる高校選びが大切かなぁと思います

但し、現時点でボールを人よりたくさん触らなければ目指すことはできませんし、サッカーをたくさん観て考えてやることが最低必要なことですけどね