こんにちは!孝丸です
会長のご自宅もそろそろ終わり
毎日たくさんの話しをしました
毎回たくさん勉強させて頂きました
昔からですが同じ考え方を共有できる方で話しが合うんです
だから毎日楽しく話しさせてもらってます
その中で、最近のチームの傾向としてやはり基礎技術が不足している
また基礎能力の不足
これは最近たくさんの試合を観て思うことですが一番やらなければならない部分が欠けているのではないかと思うんです
サッカー人口は増えています
またクラブも増えています
しかし一番大切な基礎技術、基礎能力がやはりできてないままサッカーをしてるように見えます
勝ちに拘るのは悪いことではありません
しかしそれ以上に基礎の部分が大切ではないかと思っています
なんならその基礎の部分がしっかりできていればサッカーとして成り立ちますし、勝ちにもつながると考えています
また怪我も少なくなると思います
例えば僕達の仕事も同じ
昔から刷毛はなかなか触らせてもらえませんでした
何年も経って刷毛の使い方、手入れ、塗り方を見て覚え、怒鳴られ、教えてもらっていました
ペンキ屋歴40年近くになってやっと周りのペンキ職人も監督さんも、元請社長も、ユーザーも認めてもらえる職人になったわけです
しかも塗装技術の高い仕事は必ず一択で僕のところに連絡が来ます
ローラーでも吹付けしたように仕上げるよう師匠から言われてきたので今でも吹付けのように仕上げています
最近の職人はいきなり塗り、刷毛もまともに使えない
で、何年経っても下手くそ
車の修理だとしたら人の命を預かる仕事
勉強もしないでブレーキをバラして組み立てるなんて到底無理なことです
やはり基本は大切です
で、僕がサッカーに限らずスポーツ全般に言えることとして大切な部分と言うのは
基礎技術、基礎能力、体幹力
サッカーで例えると基礎技術は正確なパスやキック、しかも動きながらでも、どんな状況でも正確に蹴れること
基礎能力は目で見て考え(判断)動く(プレー)こと
いつも変化する状況を常に見て判断できる能力
体幹力は見て考えいつもどんな状況でもプレーできる身体を身に付ける
でないと正確なキックはできません
この3つさえできればサッカーでどんなチームでも、どんな学校へ行っても通用する選手になれると言うことです
戦術はそのチームだけの戦術でどこでも通用するものではありません
その3つのポイントがほとんどできてないのが試合を観てきて共通するところです
プレッシャーの無い状況においても正確なキックができてない
もちろん体幹力がないのでプレッシャーでのキックはできない
ボールが来てから周りを見ててはパスのコースは無くなる
止まったままでパスを待ってては相手が先にボールを拐っていく
その基礎的な部分がかなり不足してると感じています
この部分をしっかりやってるクラブはなかなかありません
極端なことを言えば動きや戦術ばかり言っているコーチも少なくないかと思います
一番時間をかけるべきところがやはり少なく、サッカーをやらせてしまう
小学校、中学校は基礎的な練習だけで十分だと思っています
日本からヤマルのような選手やスーパースターがでないのはやはりその3つが欠けているように思えます
ミスとできないと下手はそれぞれ意味が違います
ミスは良いと思います
できないはコーチの教えの問題かと思います
下手は練習不足だと思います
たくさんボールを触る
何度も繰り返しやる
そしてたくさんの状況を想定し練習する
できなかったことをできるようになるまでする
これが基礎となるわけです
これが今の日本のサッカー少年の現状だと言うことを理解して頂きたいと思います